卒婚3年が経過しようとしている50代主婦です。
ここでもう一度、『卒婚』とは?
卒婚とは、離婚ではなく夫婦というかたちを続けながら、お互いに自立した生活をすること。別居の場合もあれば同居の場合もある。
・・と、私が解釈している卒婚の定義ですが、うちの場合は別居型の卒婚です。
なので、それぞれの家の管理はそれぞれで行っています。
例えば家にかかる水道光熱費や備品購入、メンテナンス代や保険代など,もちろん食費も別です。
ところが、卒婚歴丸3年が経とうとしている今、新たな問題(モヤモヤ)が浮上してきました。
それは、二人が一緒にいる時の水道光熱費や食費です。
今までは仕事が忙しくて、夫と一緒にいる時が少なかったため疑問にも思わなかったのですが、仕事をセーブして夫の家にいることが増えてくると、「食材の買い物はどうする?私が払うの?それとも割り勘?」「水道光熱費は?」などなど、細かなモヤモヤが出てきました。
買い物に関しては買い物をした人が払い、水道光熱費に関しては、電気代や水道代はどうにもならないので、灯油代を私が払ったりなど、あいまいな割り勘生活をしていました。
しかし、曖昧は曖昧。そのうちにモヤモヤが膨れ上がってしまいました。
そこで始めたのが『共同食費財布と共同銀行口座』です。
これを始めてモヤモヤが解消されてきました。
今回はこの『共同食費財布と共同銀行口座』についてお話しようと思います。
共同食費財布と共同銀行口座
共同食費財布
ひと月にかかる食費をざっと計算して、同額を二人で出し合います。
二人が一緒にいる時の食費や外食費はこの財布から払うようにしました。
私はアルコールは飲まないので、アルコール代は夫の財布からです。
このやり方を始めて1ヵ月ほど経ちますが、これはどうしよう?というようなことがよくあります。
例えば調味料。調味料ってそんなに減るものではないので、これを共同財布からだすのもどんなもんだろうと思ったりもしましたが、私が夫の家にいることが多いので、夫の家の分は共同財布から出すようにしています。生活パターンが変わってきたらその都度考えようと思います。
しかし、あまりにも厳密になり過ぎると逆にストレスになるので、曖昧さと厳密さのバランスを自分たちが楽なところで見つけていこうと思っているところです。
共同銀行口座
二人で使える銀行口座を作り、旅行や子どもたちにかかるお金はここから出すようにしました。
最初は、別の銀行からある程度まとまった金額をこの共同口座にうつしましたが、これからは、毎月それぞれのお財布から入金できればと考えています。
旅行に関しても、さっきの外食代は夫が支払ったので、このお土産代は私が~などと、曖昧にやり過ごしてきましたが、共同銀行口座のお陰でスッキリです。
お財布は別~という夫婦
一般的に共働きの夫婦の場合、「お財布は別」という家庭もあるようです。
前述したように、生活費にかかるぶんは二人で使える銀行口座から支払うといったようなやり方です。
しかし、我が家の場合、結婚してから卒婚するまで家計は『一元管理』でした。
それぞれの収入は合算され、我が家の今月の収入として扱ってきました。
なので、家計を完全に分けるということに考えが及ばなかったようです。それには、夫婦だからそこまで完全に分けなくても・・という思いがあったのではないかと。
しかし、やってみるとこれが意外といいのです。
お金の出所がはっきりするので、お互いに気を遣うことがないようです。
『お財布は別』別という共働き夫婦、この年になって納得です。
振り返り
卒婚生活3年でやっとモヤモヤポイントに気づき、新しいやり方『共同食費財布と共同銀行口座』を始めました。
始めてまだ1ヵ月ですが、今のところ順調にすすんでいます。
今回、この『共同食費財布と共同銀行口座』についてお話しましたが、大事なことは話し合いと話し合える関係ではないかと思います。
どちらかが疑問を持ちその疑問を投げかける。相手はそれを面倒くさがらず聞き、二人で解決策を考える。
夫婦にとってこの話し合いと話し合える関係は大事なことですが、夫婦生活が長くなってくると、ついつい疎かになってしまいがちです。
私たちは、卒婚生活を送ることでその大事さに気づかせてもらったのかもしれません。