2018年3月10日土曜日

第1話:50代からの卒婚|30代~60代の妻の半数以上が卒婚を希望

皆さん、こんにちは。
現在無職の50代主婦、次の仕事の準備に取り掛かりました。


数年前から『卒婚』という言葉が聞かれるようになりました。
卒婚とは結婚を卒業する意味ですが、離婚ではなく結婚という形を維持したまま、それぞれが自立し自分の人生を楽しむことです。

この離婚とは違う卒婚。具体的にみていきたいと思います。



卒婚を希望する妻たち


新しい住まいの形を提案する『リンクハウス』さんの調査によると、30代~60代の妻の56,8%の人が「夫といつか卒婚したい」と答えています。
卒婚のタイミングは60~64歳が最も多く35%。定年退職後といったところですね。50代は7~8%と意外と少なく、子どもが巣立つ時期というのは、それほど影響しないようです。
卒婚したい理由としては、やはり『自分の時間』というのがキーワードのようです。

女性の社会進出が進んできている今でも、結婚や出産で仕事を辞めざるを得ない女性は多いはずです。子育てに奮闘し、歳をとってくると今度は親の介護。『自分の時間』がほしいと思うのも無理ありません。



なぜ離婚ではないのか


別に夫が嫌いになったわけではないのです。今まで共に歩んできた人生は大事だし、これからもお互いの生き方を応援しながら共に歩んで行こうと思うのです。状況に応じて再同居も可能です。



こんな卒婚夫婦の過ごし方


以前テレビで卒婚夫婦の様子が放送されていました。その時紹介されていた卒婚夫婦は、都会で暮らしで、夫婦の定年退職を期に妻が故郷の田舎に一人で移り住み、夫はそのまま都会の我が家に残るといったパターンです。妻の方から卒婚を提案し、夫がそれを受け入れたようです。夫からすると少々驚きもあったようですが、妻は退職後は夫の世話だけではなく、自分の好きなことをして過ごしたいという思いが強かったようです。

夫の理解もあり別居生活がスタート。夫は慣れない家事をなんとかこなし、徐々に料理のレパートリーも増えていきます。妻は好きなカメラを持ってあちこち散策。
月に数回、お互いの家を行ったり来たりして二人の時間も楽しんでいます。



意識したわけではないが我が家も卒婚夫婦でした


我が家は、子どもが巣立ったのを期に夫婦で早期リタイアしました。
今、次の仕事(起業)に向けての準備中ですが、夫婦で一緒にするわけではありません。お互いやりたいことをするので、職種も違えば場所も違います。

月の半分くらいを離れて暮らしています。夫は料理や洗濯は(上手下手は別として)一応できるので、気にはなりますが心配はしていません。
私は、家の中に出てきたムカデ退治もがんばってしています。



卒婚生活を1年間やってみて


我が家は卒婚歴1年です。
月の半分は離れて暮らしているので、お互いに自分の時間はたっぷり確保できています。しかし、生活が二重になっている分、若干お金は嵩むのかなと感じています。

前述したように、半数以上の妻が卒婚を希望しています。卒婚のタイミングは60~64歳が最も多く35%ですが、実際に卒婚している人は40代後半から50代にかけてが多い傾向にあると、卒婚アドバイザーの記述もありました。60代になると体の不調などがでてきて一人になりたい気持ちはあるが、一人では不安ということらしいのです。

我が家が卒婚したのが50才過ぎ。まだまだ年金支給までは程遠く、生活していくために働かなければいけない状況です。しかし、今度は新たな世界を楽しむために働きます。
お互いに『世話をしてる』『世話になってる』という感覚はありませんが、協力は惜しまないつもりです。




卒婚生活を1年間やってみて卒婚のポイントが見えてきました。
夫婦それぞれの『経済的自立と精神的自立』が重要です。


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