皆さんこんにちは。
現在無職の50代主婦、只今パリに来ております。
先日はナヴィゴのゾーンを越えてのアクセスにチャレンジしましたが、今回はナヴィゴのゾーン内ということでひとまず安心感を持ちながらのパリ近郊旅となりました。
ナヴィゴを使ってメゾン・アトリエ・フジタ(MAISON ATELIER FOUJITA)へ!
レオナール・フジタ(藤田嗣治)と言うフランスで活躍した日本人画家をご存知でしょうか。今回、レオナール・フジタが晩年を過ごしたアトリエ兼住居である
「MAISON ATELIER FOUJITA」にナヴィゴを使って出かけてきました。
モンパルナス駅からサンカンタン・アン・イヴリーヌ駅へ
まずは、
パリモンパルナス駅から
Transilien(トランシリアン) N線(パリの郊外鉄道)に乗って、バスが出ている
サンカンタン・アン・イヴリーヌ駅まで行きます。
約40分の行程です。
サンカンタン・アン・イヴリーヌ駅に着いて南側の改札を抜けると、すぐ左側にバス停の表示がしてあります。今回乗るのは、
ALBATRANS社の
91-10番のバス、
オルリー空港(Orly Quest)行きです。事前に検索サイトで同社のバスの時刻を調べておきました。
91-10番線、オルリー空港(Orly Quest)行きのバスに乗車
表示に沿って向かうと、外にいくつものバス停が並んでおり、
91-10番のバス停は
Fの表示のある一番奥にありました。
パリ郊外のバスは、降りるバス停をしっかり把握して
さて、ここからが郊外のバスの難しいところです。パリ市内のバスと違って、次の乗り場の表示も出ないし、アナウンスもありません。自分が降りたいところで、停止のボタンを押さないと停まってくれません。
私は事前にサンカンタン・アン・イヴリーヌの電車及びバスのルートマップを入手していた(サンカンタン駅でもらえる)ので、停まるバス停の場所はだいたい分かっていました。
ただ、郊外のバスはわりとスピードを出して走行するので、通り過ぎていくバス停の名前を確認していくのが大変でした。
事前に運転手さんに「メゾン・フジタ」のバス停で降りる旨を伝えておくと、多分停まってくれると思います。
Maison Foujita のバス停が見えてきた
一つ前のバス停を確認でき、通り過ぎたところで停止のボタンを押すことができました。バスの乗車時間は
約20分、ちょうどロン・ポワン(ロータリー)のところにあるバス停が見えてきました。
周りは広大な畑が広がっており、パリから1時間ちょっとの郊外とはとても思えないほどの田舎でした。
事前に時刻表でバス停の名称は確認していましたが、バスを降りて表示を見ると、
「Rond-Point Maison Foujita」と言うバス停の名前になっていました。
今年(2017年)の夏にダイヤ改正があり、どうもその時バス停の名称が変わったようです。
やはり、観光で訪れる人が増えたからでしょうか。夏前の時刻表では日曜日の運行はありませんでしたが、ダイヤ改正後は日曜日も土曜日と同じ時刻で運行されており、通常土日にしか開かない
「MAISON ATELIER FOUJITA」を訪問する際のアクセス方法が拡大されたことになります。
徒歩でVELLIERS LE BACLE の町へ
さて、バス停からロン・ポワンを南方面に歩いていくと、アトリエのある町
「VELLIERS LE BACLE」の表示が見えてきました。
更にまっすぐ進むと、こじんまりした町の中心部が見えてきました。
奥の建物は左側がMairie(町役場)で、右側がレストランです。
目的地であるMAISON ATELIER FOUJITA が見えてきた
レストランのところを右に曲がって100メートルくらい進むと、白壁にSのマークが目立つ
「MAISON ATELIER FOUJITA」が見えてきます。
建物を通り過ぎたところに入口がありました。
ようやく目的地に到着です。モンパルナス駅を10時過ぎに出たので、ここまで
約1時間半の行程となりました。
日曜日の11時半ごろで開館時間内だったため扉は開いており、中に入ると右側に受付の建物がありました。
日本語での見学設備が充実していました
ここで見学の旨を伝えると、まず、約10分間くらいの
レオナール・フジタの生涯を紹介するビデオを見せてくれました。
約10年前に訪問したときと違って、ビデオには日本語の字幕がついており、とても分かりやすくなっていました。
ビデオのあとはオーディオガイドを借り、アトリエの方に誘導してもらい、アトリエ兼住居の内部を見せてもらいました。
オーディオガイドも日本語が準備されており、以前の訪問のときより見学の中身が充実しているなと感じました。
しかも、これだけの見学ができて入場料が無料とは驚きです。
アトリエの見学後、庭に出ました。隣の家ではおじさんが庭仕事をしており、当時のままの暮らしの様子が感じられました。
お昼は近くの公園のベンチで持っていったサンドイッチを食べて、帰りのバスの時刻まで待ちました。
田舎の町なので日曜日に開いているスーパーなどはなく、レストランも数件ありますが開いているかどうか不安だったので、お昼を準備していって正解でした。
帰りのバスは、行きと同じバス停で乗車
サンカンタン・アン・イヴリーヌ駅までの帰りのバスは、行きで降りたバス停と同じ場所から乗ります。ロン・ポワンの反対側にはバス停はなく、オルリー空港方面からやってきたバスがロン・ポワンをぐるっと回って停まってくれました。
やっぱり、事前の下調べが大切!
今回は事前にマップや時刻表での下調べを入念に行っていたので、スムーズなパリ近郊旅となりました。
パリ近郊で日本を感じられるところであり、しかもナヴィゴ1枚で出かけられるところとして
「MAISON ATELIER FOUJITA」はとてもお勧めの場所です。
それでは皆さま Bon Voyage !